☆復刻して欲しい練り香水
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復刻して欲しい練り香水(廃盤にもファンはいる!)

 以前よく見かけていた練り香水で、気付いたら無くなっており、メーカーのカタログやサイトなどを見て、「廃盤」と知るときがあります。そんなとき、練り香水ファンは、妙に残念な気持ちになります。練り香水は、銘柄の絶対数が少ないので、なんだか「仲間」が減ってしまったような寂しささえ感じてしまうのです。

「定番」として生き残る練り香水は、意外に少ない

 練り香水に限らず、商品の「廃盤」はあるものです。一般的な「廃盤」の原因というのは、
「売れない」
「時代にそぐわない」
「原料調達が困難」
「原料価格の高騰」
など、マイナス要因があってそうなってしまうのでしょう。

 そもそも、コスメというものは、人気の移ろいが早そうですので、販売企業側は、最初から練り香水を「定番商品に育てよう」という気もないのかもしれません。化粧水などと違って、「必要だから」ということよりも、楽しみのために買うような商品ですので、目新しいものを次々に出すのが、本来の練り香水の売り方なのかもしれないとも思います。

 しかし、そうやって、次々生まれては消えてゆく商品にもファンはいるものです。
 ことに、練り香水は、銘柄の少ない中で、こだわりを持ったファンに愛されていることが多いので、廃盤になってずいぶん年月がたっても、「復刻されればいいのに」との声が絶えない商品があります。

資生堂ばら園の練り香水が好きだったなあ

 私が長年復刻を願っているのは、このサイトのほかの記事でも書いていますが、資生堂ばら園の練り香水です!
 貝殻型の容器に入った練り香水で、もちろんバラの香りでした。
 この商品が出回っていたのは、もう20年ほども前のことです。(20年以上かも!) 「練り香水」というもの自体の珍しさと、容器の可愛さで、贈り物にすると非常に喜ばれました。
 しかし、資生堂ばら園シリーズが一時製造中止され、その後2005年に復刻されたものの、練り香水はラインナップに入っていませんでした。売れないと思われているのだろうか……。

 資生堂ばら園の練り香水は、いわゆる「高級品」ではありませんでした。エスティローダーや、ハロッズの限定品みたいな、近寄るのが恐れ多いようなものではなかったのです。だからこそ、日常的に使うことを愛していたファンがたくさんいたはずです。
 資生堂の「正統派感」と、練り香水という「珍しさ」と、容器のかわいらしさの三要素が相まって、明確な個性を持った良い商品でした。ばら園シリーズを再開して、練り香水を入れないなんて、なんともったいない!

 ……しかし、これから「資生堂ばら園シリーズ」に、練り香水が追加されないとも限りません。そこで、復刻祈願の思いをこめて、資生堂ばら園の公式ページにリンクを貼っておきます。→資生堂ばら園公式ページ

 私は、ばら園の練り香水恋しさに、漂白した貝がらを買ってきて、自作練り香水を詰めたこともあります。こんなヤツもいるんですよ、資生堂さん!


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