練り香水の基本的な作り方のページで、練り香水を作る材料の一つとして紹介しているホホバオイルについて、もう少し詳しく解説したいと思います。
ホホバオイルとは、植物油です。その名のとおり、「ホホバ」という植物の実を絞って採ったオイルです。
ホホバなんて、見たこと無いという人が多いかと思いますが、南米の砂漠地帯などに自生する常緑樹でして、日本ではごく限られた場所(化粧品や、アロマ・ハーブ関係の会社とか、研究目的の施設とか、マニアの方とかが取り寄せて栽培している例があるそうです)でしかお目にかかれません。
植物オイルとしては、ホホバオイルは、まだあまり知名度は高くありませんが、コスメに詳しい方は、聞いたことがある方が多いはずです。
現に、今ネットで「ホホバオイル」で検索してみると、化粧品関係のページばかりヒットしてきます。しかし、意外にも食用可なのだそうです。
コスメのジャンルで、ホホバオイルは何に使われているかというと、主にヘアケアやスキンケアです。幅広い商品の原料に使われていてるほか、ホホバオイル単品でも販売されています。
ホホバオイルは、浸透性が高く、かなりサラッとあっさり使えるオイルです。よって、オイルのベタベタ感が嫌いな方にも気に入られることが多いです。そして、サラッとしている割に保湿性が高いのも大きな特徴です。
また、ホホバオイルは、高温に強く、酸化しにくいため、肌に優しいオイルと言えます。殺菌作用もあるので、スキンケア・ヘアケア目的には最適のオイルです。
ホホバオイルは、高温・多湿・直射日光を避け、できるだけ涼しい場所で保管しましょう。だいたい10℃くらいから凝固が始まりますので、冷蔵庫に入れるとカチカチになりますが、品質のためには冷蔵庫保存の方が望ましいです。(でも、常温にもどすのを待つのが面倒なんですけど……)