☆キャンデリラロウ
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キャンデリラロウ

 こちらのページ→キャンデリラロウを加えて練り香水を作る で使用しているキャンデリラロウの、基本情報を紹介します。
 私にとっては、練り香水材料になるワックスとして、キャンデリラロウは「ミツロウに次ぐ二番手」です。なんとなく、ミツロウ以外を使いたくなったときや、固めの仕上がりにしたいときには、キャンデリラロウを使います。特に好きとも言えないですが、まあまあ使いやすいワックスだと思っています。

キャンデリラロウとは何か?

 キャンデリラロウ(=キャンデリラワックス)は、タカトウダイ草という植物からとれる、天然植物性ワックスです。
 ガム、キャンディ、チョコレートなど、食料品にも使用されており、人の口に入れても問題ない物質です。つまり、刺激が少なく、肌に優しい素材と言えます。

 手作り化粧品材料のキャンデリラロウは、ペレット状か、フレーク状のものが売られています。

キャンデリラワックス/20g

キャンデリラロウの特徴

 キャンデリラロウは、固めで、比較的溶けにくいワックスです。しかし、融点は、67〜72℃程度で、湯煎で十分に溶かせますので、素人でも簡単に扱えるワックスと言って良いと思います。
 溶けにくいということは、温度変化に強いということであり、口紅やリップクリームなど、形が崩れると困るものによく利用されます。

 口紅、リップに使われる理由は、硬度以外にもあって、それはつけるとツヤツヤする「光沢性」です。この特徴は、練り香水つくりにはあまり関係ありませんが、練り香水を固めに作って、リップにも練り香水にも使えるようなものを作るときには、キャンデリラロウはお勧めです。

キャンデリラロウの扱い方・注意点

 上の項にも書いたように、キャンデリラロウはやや溶けにくいワックスです。そのため、手軽なレンジ加熱でオイルと一緒に扱おうとすると、キャンデリラロウの一部がなかなか溶けないことがあります。そんなときに、何度もレンジ加熱を繰り返すと、一緒に加熱している素材が高温になってしまい、沸騰してしまうことも考えられます。
 なので、本当に丁寧に作りたいなら、キャンデリラロウは湯煎にしたほうが良いと思います。
 でも、「湯煎が良いと思います」とか書いている私自身は、ほとんどレンジ加熱でやってしまいますね……面倒…ですから。

 面倒くさがって、レンジ加熱でキャンデリラロウが溶け残ったまま練り香水を作った結果が、まさにこの記事→キャンデリラロウを加えて練り香水を作る に出ているのですが、容器の底に、溶け残りのカスみたいなものが沈殿しています。この沈殿したものは、上から使用していくと徐々に現れ、
「なんかザラザラがある」
という使い心地の悪さを感じる元になります。が、「なんかザラザラだ」という程度の不快感なので、私のように、「ザラザラがあるけど、まあいいとしよう」と思える面倒くさがりの人は、レンジ加熱でやっちゃえばいいと思います。

キャンデリラロウの買い方

 キャンデリラロウは、コスメ材料店で買えます。
 私は、ネットでしか買ったことが無く、実店舗では見たことがありません。しかし、私が見ていないだけで、コスメ店やアロマ店でも扱っているところはあるのかもしれません。(生活の木にある、という話を聞いたことがありますが、最近めっきり生活の木の店舗に行かなくなってしまって……)

 私はいつも、キャンデリラロウは、20g以下で買うようにしています。一番少ない量では、一袋5gというのを買ったこともあり、そのときには、「このくらいの量で十分だな」と思いました。私は、キャンデリラロウはあまり消費しないので、できるだけ少量で買おうとします。大量に買ってしまうと、何年も使い切れずに残ってしまうからです。
 しかし、大量消費する予定がある人は、大量に買ったほうが割安になります。多く買いたいなら、一袋100gとか、300gのものもあるので、そちらを購入するといいです。

 もしも、はじめてキャンデリラロウを買う人で、何グラムくらい買ったらいいのかまったく分からないと思っている人がいたら、私と同じ「少量買い」にしておいたらいいのではないかと思います。
 一回の練り香水作りに使用するキャンデリラロウなど、2〜3gくらいです。私のような、小さい容器で作る派だと、一回に2gも使わなかったりします。そうすると、20g入りを買った場合、練り香水作り10回分以上にもなってしまうのです。
 しかも、はじめて買う場合、「使ってみたらあまり好きなワックスじゃなかった」ということも考えられます。そうなるとたくさん買っても無駄になることもあるかもしれないので、「初回は、とりあえず少量」でいいのではないでしょうか。

《ネットショップで、精製キャンデリラロウを検索してみよう》

楽天市場の「キャンデリラロウ」
Amazonの「キャンデリラロウ」

キャンデリラロウの「保存」

 キャンデリラロウは、冷暗所で保存します。とくに「冷蔵せよ」と書いてある商品を見たことが無いので、「常温で、なるべく涼しく、光があまり当たらない場所」に保存すればいいのだと思いますが……私個人としては、冷蔵庫保存派です。

 商品についている「保存期限」を見ると、だいたい「1〜2年」の保存ができるようです(商品により異なります)。基本的には、入手した商品に書いてある期限を守れば良いと思います。

 しかし、私個人の使い方をこっそり言いますと(※ここから先は、人に推奨できないことを書きます。同じことをする方は自己責任でお願いします※)商品の袋に書いてある期限を過ぎても、私は使っちゃってます。
 私の感覚ですと、「三年くらいは平気で使える」と思っています。ちょっとためらいを覚え始めるのは、「買ってから5年」です。でも、場合によっては5年ものでも使ってしまいます。
 期限の過ぎたものを使って、かぶれたりしたことは一度もありません(被害があれば、さすがにやめてます)。でも、人様には全然おすすめしません。何度も書いてますが、私は異常的に手の皮膚が丈夫なんです。


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