管理人は、三十年以上も練り香水ファンを続けた結果、あまり一般的とは言えない練り香水使いの習慣がいくつかできました。
下記のような習慣は、一体自分だけのものなのか、そこそこ同志がいるものなのか、まったく分かりません。
この記事は、「こういう使い方がおすすめだ」という主旨で書いたものではありません。こんなことをしているやつもいます、という程度のものです。もしかすると、あまり感心できない習慣かもしれませんので、そのつもりでお読みください。
私は、仕事で手を長時間同じポジションで固定することがあり、そのために、指を一本ずつもんだり、そらしたりする習慣がいつからかできました。単純に、こわばった手にそれをすると気持ちいいからです。
それに、あるときから、「指の爪を一つずつ、端からもんでいく」というのが加わりました。これは、自分で勝手にやりだしたのか、誰かに何か聞いて参考にしたものかすでに忘れてしまっているのですが、とにかくこれも習慣になってしまったのです。
その爪マッサージに、「練り香水でマッサージする」という習慣が、途中から加わりました。
やり方は簡単で、練り香水をとった指で爪をマッサージしていくだけのことです。
爪のような場所に、わざわざ練り香水を付ける人は普通はいないと思います。私も、別に爪に付けたいわけではなく、「爪マッサージの最中の香りの贅沢」みたいなものを楽しんでいるのだろうと思います。(どんなつもりで始めたのか記憶が無いので、自分のことですが「推測」になってしまいます)
爪マッサージが終わった後も、特に爪から練り香水をふき取ったりしません。そのまま付けっぱなしですが、「香りが強すぎる」と感じたことは一度もありません。
実は、この記事→練り香水の使い方……私の場合 にもこっそり書いているのですが、私は指の又のところに練り香水を付けるのが好きなんです。
これも、やり方は簡単で、ただ指に練り香水を取って、左右八箇所の、指の又のところ(水かきみたいなところ)につけます。八箇所全部に付けたら、両手を組むようにあわせて、左右の「練り香水付着部分」をこすり合わせます。
上の項の爪マッサージと同様に、付けている最中の香りを楽しんでいるのだろうと思います。指の又に付けるのは、家にいて、比較的リラックスしているとき(もしくはリラックスしたいとき)だけですので、出かける前にこれをやるわけではありません。
何をきっかけにやりはじめたのか、なぜ「指の又」なのか、本人にもまったく分かりません。手のひらだと後に練り香水の感触が残るといやだし、手の甲だとどこにつけていいかわかんない……みたいなことで「指の又」になったのでしょうか?(←人に聞くな)
※これは、やらないほうがいいと思います
うちには、練り香水がいつでも100個近くあります(100個超かもしれません)。
それだけ数があると、かなり安かったもの、相当古くなったもの、あまり気に入らなかったものなども多数あります。そういうものを見ていると、ちょっといたずらしてみたくなるというか、変なことをしてみたくなることがあります。
私はたまに、「どうなってもいいや」と思う練り香水を、木のスプーンとか爪楊枝で大きめにすくい、ライターで直接あぶってみたりします。(ブログで、こんなことをやっています→練り香水をキャンドルにしてみた)
何のためにこんなことをするのかと言われても、我ながら困ってしまいます。……いたずら心、なのかな?
あぶってどうするのかというと、ただ溶け方をながめたり、どの程度の香りが立つのか確かめたり、そんなことを漠然としています。溶かしてどうする、という目的は特にありません。
なんか、異常な行動のようにも感じますが、私は練り香水の自作もするので、練り香水が溶けている状態というのは、わりと馴染みがあるのです。なので、もしかすると、自作したい欲求がちょっとだけ出てきている時の行為なのかもしれません。または、「擬似アロマランプ」みたいなものを、すごく荒々しくやっているのかもしれません。
私は、この行為を、水をためた容器の上でおこなったりします。溶けた練り香水が水面で再度固まるのを、最後に掬って捨てます。行為の結果としては、練り香水をゴミにしただけのことですので、誰にもこんなことはおすすめできません。
参考までに書いておきますと、練り香水を火であぶってとかすと、ツンとする香りがすることが多く、「良い香り」を堪能できることは少ないです。ごくごく稀に、良い香りが部屋に充満することもありますが、反対に、ほぼ無香に近いこともあります。