フローラルの香りとは、花の香りということです。
ある特定の花の香りを指すのではなく、いわば「花の香りの総称」です。つまり、バラの香りも、スズランの香りも、ジャスミンの香りも、全部「フローラル香」です。
フローラル系は、香りのタイプの中では、もっとも代表的な系統と言って良いです。フローラル香が全くブレンドされていない香水・練り香水は少ないと思います(無いに近いんじゃ……)。
フローラル系の香りは、比較的付ける人の年齢を選ばず、嫌われることの少ない、使いやすい香りです。練り香水初心者の人、練り香水の自作初心者の人に、特にオススメしたいです。
フローラル系は、余程クセのある花の香りでなければ、もっとも幅広い層に愛されているといっても良いと思います。香水だけでなく、柔軟剤や室内芳香剤にもフローラルはよく使われるので、香りとしては「定番もの」の地位を確立しており、誰にでも受け入れられやすい香りになっています。
ということは、逆に言うと、無難でありきたりな香りの系統ともいえます。しかし、華やかで可愛げもある香りなので、いつの時代にも、女性に好まれ、憧れの対象にもなってきた香りです。
上の項に、フローラル香は「華やかで可愛げがある」と書きましたが、同じフローラル系だからといって、どの花の香りでも似たような印象ということではありません。
さわやかな香り、
セクシーな香り、
甘い香り、
などなど、メインの花の香りの種類と、ブレンドの結果により、真逆の印象の香りにもなり得ます。
「花」という身近なものの香りでありながら、奥が深いのがフローラル系です。
フローラル系の練り香水・香水には、こんな花の香りがあります。
上記は代表的なもので、ほかにも様々なフローラル香があります。
当サイトで紹介している練香水の中で、フローラル系の香りは以下のようなものがあります。(フローラルのみの香りではなく、フローラル香にフルーティ香をブレンドするなどしているものも含んでいます)
↑当サイトのゲストに、評判の良い練り香水を5種類ピックアップしてみました。