☆キャンデリラロウとスイートアーモンドオイルで練り香水を作った
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キャンデリラロウとスイートアーモンドオイルで練り香水を作ってみた

 練り香水の基本的な作り方の記事で紹介した練り香水の材料は、ホホバオイルミツロウを基材に使っています。
 しかし、この材料は、あくまでも一番一般的なものという意味で「基本」と紹介しただけで、ホホバオイルとミツロウは、必ず使わなくては作れないというものではありません。(練り香水を作るカテゴリの記事では、今までにも、「ワックスとオイルは、自分の好きなものを使えば良い」と何度も書いてきました)

 この記事では、「ホホバオイルとミツロウ以外の基材」で作る例として、キャンデリラロウスイートアーモンドオイルをベースにして練り香水を作ったときの画像を紹介します。
 材料が違うだけで、作る手順は、こちらの記事:基本的な作り方(電子レンジ編) と同じです。ホホバオイルとミツロウで練り香水を自作したことがある方は、この記事を見なくてもキャンデリラロウスイートアーモンドオイルで同じように作れます。

材料と道具

 下の画像は、使用した材料と道具のうち、電子レンジと爪楊枝以外のものを並べたものです。

 使用したのは、以下のものです。

  1. スイートアーモンドオイル
  2. ホホバオイル……スイートアーモンドオイルだけでも良かったのですが、使いきりたいホホバオイルがあったので、オイルを二種類使うことにしました
  3. キャンデリラロウ
  4. エッセンシャルオイル……今回はラベンダーオイルとローズゼラニウムオイルを使用しました
  5. 蓋のできる入れ物……電子レンジにかけることができる材質のもの。そのまま保存容器にします
  6. 爪楊枝など、攪拌するもの
  7. 電子レンジ

手順1……容器にキャンデリラロウを入れる

 保存容器に、キャンデリラロウを入れます。

 私は、自作練り香水は、「少量作ってすばやく使い切る」というのが理想なので、ほんの少量のキャンデリラロウしか入れていませんが、大量に作りたい場合はキャンデリラロウも大量に要ります。

手順2……オイルを入れる

 今回は、二種類のオイルを使っています。

 スイートアーモンドオイルと……


ホホバオイルも入れました。

参考:キャンデリラロウとオイルの量について

 上の項では、キャンデリラロウと二種類のオイルの量について、ほぼ言及していません。それは、私が完全に目分量で作っているので、量の書きようが無いからなのです。
 ほかの「自作練り香水」の記事もそうなのですが、私は材料を目分量で入れています。

 しかし、目分量にも、「量の基準」みたいなものはあって、私の場合は、「ワックス1」に対して、「オイル3〜5」くらいの割合のつもりで入れます。
 私のアバウトな目分量のなので、よくよく計ったら「ワックス 1:オイル 7」くらいのときもあるのかもしれません。そのくらいの大雑把な作り方でやっています。

 もしも、「この記事で作ったとおりの量をぜひ知りたい」ということでしたら、上の画像からある程度推理することはできます。
 キャンデリラロウは、ペレット状になったものを19粒使っています。スイートアーモンドオイルは、キャンデリラロウがかぶるくらいまで注ぎ(容器の直径は2.5cm)、ホホバオイルは2滴くらいしか入れていません。
 同じ大きさの容器を使って再現すれば、ほとんど同じものが作れるでしょう。

手順3……電子レンジで加熱

 容器ごと、電子レンジで加熱します。かなりの少量作りなので、加熱しすぎてしまうと沸騰したり焦げたりしてしまうため、レンジの前でスタンバイした状態で行います。
 「オート加熱」にかけ、チラ見しながらの加熱で、「ほとんど溶けたな」と思ったときにレンジから出しました。正確には覚えていませんが、1分〜1分半くらいの時間だったはずです。

 レンジから出したときには、まだ少しキャンデリラロウが溶け残っていました。

↑棒が刺さっているのは、爪楊枝です。この爪楊枝でかき混ぜて、キャンデリラロウを溶かします。

↓溶けました。

 キャンデリラロウが黄色いので、全体に薄黄色くなっています。

手順4……エッセンシャルオイルを混ぜる

 溶けた基材に、好みのエッセンシャルオイルを混ぜます。
 今回は、容器がとても小さく、本当に少量なので、「エッセンシャルオイルは最大5滴まで」と思い、「ラベンダー4滴 ローズゼラニウム1滴」を入れてみました。(出来上がって使ってみてから、「ラベンダー3 ローズゼラニウム2」の方が良かったかな、と思いました)



 オイルを入れたら、よくかき混ぜます。かき混ぜ始めたら、私は「もう一滴足そうか」とかいう迷いを断ち切ります。香りに納得いかなかったら、そのときは後から修正すればいいと思うことにして、とりあえず完成させるほうを優先します。

冷まして、固まったら出来上がり

 エッセンシャルオイルをまぜた後は、冷まして固まるまで待ちます。
 キャンデリラロウは、かなり早く固まります。かき混ぜ終えた後、見ているうちに、どんどん表面が白く変わっていきます。



 一時間もすれば(あるいはもっと早く)、上のように固まりますが、私は作ったその日には使わず、翌日以降に使うことにしています(うっかり中まで固まっていないとイヤだから、という理由です)。

使い心地は?

 少しやわらかめの仕上がりになりましたが、使いやすいです。香りは、「手順4」にも書きましたが、もう少しローズゼラニウムを増やしても良かったかと思っています。が、修正したいほどではないので、このまま使っていきます。

 もしも、本当に修正したくなったら、再度レンジで過熱して、オイルを足して(必要なら、基材も足して)微調整します。

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