液体の香水でもそうですが、香りを確かめないで買った香水は、「付けてみたら、決定的に嫌いな香りだった」ということがありえます。
容器が気に入っていたり、割と苦労して入手したりしたものは、
「ちょっと好きじゃないけど、もったいないから使い切ろう」
という思想で、
「早くなくならないかなー」
と思いながら、毎日付けたりすることがあるものです。しかし、嫌いな香りというのは、意外に体調に影響があるもので、頭痛がしたり、気分が悪くなってしまうことがあります。
そのような、本当に決定的に嫌いな香りの場合は、付けるのをあきらめて、別の活用方法を考えましょう。
ただ蓋を開けて置いておくだけで、室内芳香剤になります。ただし、もともと嫌いな香りなのですから、本人が常駐する場所に置くと、ずっと嫌いな香りに付き合うことになりますので、うまく場所を選んでください。
私は、実際に、嫌いな香りの練り香水を、玄関に置いたことがあります。ブログで紹介している、この練り香水です→カラフルソリッドパフューム ビーウィッチド
これは、なんとか仲良くしようと思ったのに、とうとう馴染めなかった香りでした。ある日、
「もう、絶対に付けないだろう」
と思い、ただ捨てるのはもったいないので、蓋を開けて玄関に置いてみました。すぐに香りが飛んでしまうかと思いきや、2週間以上たっても、なかなか強い香りを放っています。
そして、我ながら意外だったのですが、「玄関を通過するときだけ」の付き合いにしたら、そんなに合わない香りとも思わなくなりました。要は、ずーっと一緒だと厳しい香りだったようです。室内芳香剤としては高価ですけど、ただ捨てるよりはよほどいいと思います。
かなりの数の練り香水が、使いかけの状態でオークションに出ています。私は、珍品や超高級品ならともかく、簡単に入手できるタイプの練り香水を、どんなに安くても「使いかけ」で購入しようという気持ちが、実はあまり分からなかったりしますが、実際にオークションで普通に落とされているので、出してみる価値はあるのだろうと思います。もちろん、「数回使用」「1回使用」などと、使いかけであることは明らかにしなければいけません。