☆ワセリンで作る、簡単な練り香水の作り方
簡易版:練り香水の作り方(ワセリンに混ぜるだけ)
前のページ=練り香水の基本的な作り方でも、練り香水の自作方法を紹介していますが、「基本の作り方は少々面倒」という方のために、さらに簡易的な方法を紹介しようと思います。
こちらで紹介する方法は、「簡易版」ではありますが、現在ではかなりメジャーな方法となっています。
ワセリンで作る練り香水でして、本当に誰にでも簡単にできます。(簡単すぎて、仰々しく紹介するのもどうかと思うほどです)ぜひお試しください。
目次 簡易版:練り香水の作り方(ワセリンに混ぜるだけ)
用意するもの
◆ワセリン
薬局で「ワセリンを」と言えば、だいたいどこでも買えます。上の商品は、90gで350円くらいだったと思います。(90gもあると、練り香水作成だけで消費するには結構な年月がかかると思います)
◆かき混ぜるためのもの(スパチュラ等)
上の画像はうちのスパチュラ(元々はバターナイフ)ですが、爪楊枝でも、割り箸でも、かき混ぜられればなんでもいいです。
◆蓋付き容器
あまり大きい容器でない方が良いように思います。画像の容器は、100均のコスメコーナーで買った詰め替え容器です(容量不明)。一般的な、直径3cmくらいの容器で十分でしょう。メタルジャーでも、プラスチック容器でも、どちらでも良いと思いますが、持ち歩きたい人は、しっかり蓋が閉まるものを選びましょう。
作り方
ワセリンを、容器に移します。
あまり容器いっぱいにしないほうが作りやすいです。
私は、エッセンシャルオイルが濃すぎると思ったら、後からワセリンを足すこともあるので、そのような「微調整」ができるくらいの余裕を残します。
そして、私見ですが、自作練り香水は、少量をどんどん使い切っていくような作り方をするのが良いと思っています。なので、意識的に少なめに作ることにしています。
容器に入れたワセリンに、好みのエッセンシャルオイルを加えます。
エッセンシャルオイルは、単一の香りでも、複数の香りを混ぜてもいいです。
↑ワセリンとオイルを、よく混ぜます。
最初は分離していますが、グルグルかき回していると、全体が馴染んできます。完全に混ざったと思ったら、出来上がりです。
オイルの量は、私の場合は、
「とりあえず、3滴入れ、よく混ぜる。混ざったら香りを確認して(必要なら手首につけてみる)、足りないと思ったらオイルを足す。追加のオイルは、1滴か2滴くらいずつ足していく。オイルを入れすぎてしまったと思ったら、ワセリンを足して帳尻を合わせる」
という感じで作ります。
こんなオイルの入れ方なので、レシピを人に教えることができません。いつでも、「少しずつ、少しずつ、確認しながら作る」という感じです。
これは、個人の好きずきのレベルになりますが、私はいつでも同じ練り香水を、継続して自作しようとは思いません。どちらかと言えば、毎回作るたびに冒険したいです。
自分の定番を作っていきたい方は、何度か同じものを作って、「自分の最良のレシピ」を見つけるのが良いと思います。

補足
ワセリンとエッセンシャルオイルの量は、私は全くの勘で作ってしまいますが、このコラムのためにネットでリサーチしてみたところ、なぜかワセリン10グラムにエッセンシャルオイル17滴というレシピが広まっているようです。(多分、同じ情報ソースから広まった?)
厳密に「17滴」にこだわる必要は無いと私は思いますが、広く支持されているレシピですので、大いに参考にはなります。まずは「17滴」で作って試してみるのも良いと思います。
この記事の方法で作った練り香水は、基本的な作り方のホホバオイルとミツロウを使ったものよりも、大分柔らかく、クリームのように滑らかです。柔らかい分、香りの持ちは、ミツロウで作ったものにはかないません。しかし、「ミツロウで作ったものは固すぎて嫌い」という人もいるので、そういう人は、手軽なワセリン製の練り香水を楽しむと良いでしょう。(ミツロウの固さがイライラする、という人は結構います)
また、ヘアクリームに混ぜるような使い方をするときには、断然ワセリン製の方が柔らかくて扱い易いです。
好みと特性によって、うまく使い分けるのが賢い方法かと思います。(「ワセリンは邪道!」という人には、強くは勧めませんが)